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テロップ入力を効率化!Premiere Proの方法を解説

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今回は、Premiere Proでテロップを効率的に入力する方法をご紹介します。

動画編集をするとき、テロップを入れますよね!?そのとき、

・テロップ入力が大量すぎて時間がかかる…
・少しでも簡単にテロップ入力できないかな?

と悩んでいませんか?

テロップは効率的な入力方法を知れば、誰でも作業時間を短縮することが可能です。

今回は、実際に作業時間を2分の1まで短縮した私の実践する方法をご紹介します。

テロップ入力を効率化したい方は、ぜひ参考にしてみてください。

Premiere Proでテロップ入力を効率化する方法

今回ご紹介するのは、エッセンシャルグラフィックスを使った方法です。

テロップ入力の効率化には、マウスではなくショートカットの仕様が必須

今回は、以下3つのショートカットキーを使用しておこないます。

  • スペースキー:再生/停止
  • Ctrl+K:編集点を追加
  • ←:1フレーム戻る

ショートカットは、好みの配置にカスタマイズすることも可能です。

私は「編集点を追加」を「X」に充て、手の動きを簡略化しています。

ショートカットの設定・おすすめの配置については、こちらを参考にしてみてください。

効率的なテロップ入力の手順

効率的なテロップ入力の手順は、以下の通りです。

  1. 元テロップを入力
  2. テロップの複製
  3. トラック番号にチェック
  4. 編集点を追加
  5. 1フレーム戻す
  6. プログラムパネルでテキスト入力
  7. ④~⑥の繰り返し

1つずつ、解説していきます。

①元テロップを入力

元となるテロップを入力します。

  • 整列と変形
  • テキスト
  • アピアランス

上記の3項目を設定してから入力すると、デザインや配置が統一されて綺麗な仕上がりになります。

エッセンシャルグラフィックスについて詳しく知りたい方は、こちらの記事を参考にしてみてください。

②テロップの複製

エッセンシャルグラフィックスは、クリップを伸ばすことで複製できます。

先ほど入力した元テロップのクリップを伸ばして、複製をしましょう。

③トラック番号にチェック

テロップとなるクリップのトラック番号にチェックを入れます。

「編集点の追加」は、チェックのついているトラック番号にのみ動作が適用されます。

編集点を追加する前に、チェックがついているか必ず確認しましょう!

④編集点を追加

動画を再生しながら、クリップに編集点を追加していきます。

まずは、スペースキーで再生ヘッドを動かします。

テロップ区切りのタイミングで、「編集点を追加」のショートカットキーを押します。

例えば、「こんにちは」「ゆうちゃんです」と2つのテロップに分けたいとき、

こんにちは / ゆうちゃんです

と、「こんにちは」の後で編集点を追加します。

⑤1フレーム戻す

編集点を追加したら、「」キーで1フレーム前に戻しましょう

なぜなら、「編集点を追加」のショートカットキーで区切った直後は後ろのクリップが選択されてしまうから

編集点で区切った前のクリップにテキスト入力するために、1フレーム必ず戻しましょう

⑥プログラムパネルでテキスト入力

プログラムパネルでテキスト入力していきます。

モニター上のテロップ部分をタブルクリックして、テキスト全体を赤い網掛けにします。

網掛けのまま、表示させたいテロップ内容を入力しましょう。

⑦④〜⑥の繰り返し

あとは、④〜⑥を繰り返すだけ

クリップ操作はショートカットに任せれば良いので、マウスはプログラムパネルのテロップ位置に固定しておきましょう!

細かいですが、無駄なマウス操作を減らすためにも重要です!

誰でも簡単にできる2つの理由

上記で解説した効率的なテロップ入力の方法は、誰でも簡単にできるテクニックです。

その理由は、以下の2つです。

理由①:たった3ステップの繰り返し

解説した方法は、テロップを複製さえすれば、あとはたったの3ステップを繰り返すだけ

3ステップもショートカットとマウスの固定で、無駄な動作を省くことができます。

「効率化したいけど難しい操作は嫌!」という方にはもってこいの方法です。

理由②:Premiere Pro以外のソフトは必要ない

解説した方法は、Premiere Proしか使わないので他のソフトが必要ありません

テロップ入力を効率化する方法には、

  • Photoshopを使った方法
  • Vrewというソフトを使った方法

なども紹介されています。

ですが、Premiere Pro以外のソフトを使うということは、他のソフトも使えるようにならないといけません。

私の経験から、他のソフトを使っても

  • 結局、文字起こしが必要
  • 動画を読み込ませてテキスト変換しても、変換がおかしい
  • テロップ長さを画面幅に合わせるための修正が必要

など、少なからず修正や作業が必要になります。

なので、他のソフトなどを使わず「Premiere Proだけでテロップ入力を効率化したい」という方にはベストな方法です。

注意すべきつまずきポイント

ご紹介したテロップ入力の方法は、注意しておかないと

「せっかく効率化したのに、これじゃ逆に非効率じゃん!」

と、本末転倒になる場合があります。

今回は、私が経験して特に注意すべきと思うつまずきポイント2つをご紹介します。

テキストの配置は複製前に決めておく

テキストの配置を複製前に決めておかないと、後々ズレが生じて多大な追加修正が必要になります。

上の画像のように、元テロップは中央揃えのつもりでも、テキストが左揃えになっていて、

「編集点を追加してテキスト入力していくと、テロップがズレてる!」

なんてことが起こってしまいます。

もちろん修正することも可能ですが、テロップ1つずつに中央揃えを適用しなくてはいけないので、非効率

テキストの配置は、以下の項目で決めることができます。

後で後悔しないように、テキストの配置は複製前に必ず決めておきましょう

デザインの変更はマスターテキストスタイルを使う

人物ごとにテロップデザインを変える場合などは、マスターテキストスタイルを活用しましょう。

人物ごとにテロップデザインを変えるのに、

  • テキスト入力の度に、デザインを変更する
  • テキスト入力後、クリップ1つずつに個々のデザインを適用する

なんてことをしていては絶対にダメ!非効率です!

マスターテキストスタイルを活用すれば、

  1. 解説した方法でテロップを一旦全て入力
  2. 該当するテロップのみ選択し、マスターテキストスタイルを適用

の2ステップでデザインを変更することが可能。

マスターテキストスタイルの使用手順は、こちらの記事を参考にしてみてください。

まとめ

今回は、Premiere Proでテロップ入力を効率化する方法を解説していきました。

最初はうまくいかないこともあるかもしれません。

ですが、繰り返し作業すればテロップ入力の効率が上がり、恩恵を感じるはずです。

テロップ入力の効率を上げて、作業時間を短縮していきましょう!

最後までお読みいただき、ありがとうございました。