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色を補正する!Premiere Pro 色調・明るさの調整方法

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動画を撮ったけど、「全体的に暗い」「色がおかしい」ってことありますよね!?

・夜に撮ったから動画が暗いんだけど、明るくできるかな…
・色を補正したいけど、どうやればいいのかな…
・簡単に色を調整できる方法があればいいのに…

と悩んでいませんか?

せっかく撮影した動画をボツにしなくないですよね!?

Premiere Proでは「Lumetriカラー」で簡単に色を補正をすることができます。

そこで今回は、初心者でも簡単にできるPremiere Proで色を補正する方法について解説をしていきます。

YouTuberの動画編集の際、私も実際に使っている方法を紹介していきますね!

【この記事は、約5分で読めます】

Premiere Proで色を補正する方法

Premiere Proで色補正を行うには、「Lumetriカラー」の「基本補正」を使います。

「基本補正」の値を調整することで、カラーコレクションをおこなうことができます。

カラーコレクションについては、こちらの記事で解説しています。

参考にしてみてください。

カラーコレクションをおこなうことで、

・色味がおかしい動画
・夜に撮影して暗くなってしまった動画

などを、適正な色味に補正することが可能です。

色補正(カラーコレクション)の手順

Lumetriカラーで色補正をおこなう方法は、以下の3ステップです。

  1. クリップを選択
  2. Lumetriカラーを適用
  3. 「基本補正」を調整

以下で、それぞれの手順を解説します。

①クリップを選択

Lumetriカラーを適用したいクリップを選択します。

②Lumetriカラーを適用

Lumetriカラーの適用には、2つの方法があります。

エフェクトパネルから適用

1つ目は、エフェクトパネルから適用する方法です。

エフェクトパネルの「ビデオエフェクト」→「カラー補正」→「Lumetriカラー」からLumetriカラーを選択します。

そして、ドラッグアンドドロップでクリップに適用します。

値の調整は、エフェクトコントロールパネルからおこなえます。

Lumetriカラーパネルから適用

2つ目は、Lumetriカラーパネルから適用する方法です。

メニューバーの「ウィンドウ」→「Lumetriカラー」からLumetriカラーパネルを開きます。

値を調整すれば、勝手にLumetriカラーのエフェクトが適用されます。

③「基本補正」を調整

Lumetriカラー内の基本補正項目を調整していきます。

  • エフェクトコントロールパネルから調整 : 値の指定
  • Lumetriカラーパネルから調整 : 値の指定またはバーを調整

することで、色補正をすることができます。

「基本補正」内にある項目については、次で解説します。

色補正の項目について

色補正をおこなう「基本補正」の項目には、大きく分けると

  • ホワイトバランス
  • トーン
  • 彩度

の3つがあります。

それぞれを詳しく解説します。

ホワイトバランス

ホワイトバランスとは、白を基準に素材シーンの色補正をおこなうもの

  • WBセレクター
  • 色温度
  • 色かぶり補正

の3つからなります。

WBセレクター

WBセレクターは、基準となる白い部分を選択するためのもの

スポイトマークをクリックし、プログラムパネル内の白い部分を選択します。
※今回は、わかりやすくように敢えてクリーム色部分を選択しています。

すると、選んだ部分を「白」と判断して他の部分の色補正を自動でおこないます。

色温度

色温度は、素材シーンを温かく見せるか、冷たく見せるかを決めるためのもの

補正の方法は、以下の通りです。

  • +に調整:オレンジ系
  • -に調整:ブルー系

画像で比較すると、このようになります。

色かぶり補正

色かぶり補正は、変色している白色部分を補正するためのもの

補正の方法は、以下の通りです。

  • +に調整:マゼンタ(紫)系
  • -に調整:グリーン系

画像で比較すると、このようになります。

トーン

トーンとは、素材シーンの「明るさ」を調整して色補正するもの

  • 露光量
  • コントラスト
  • ハイライト
  • シャドウ
  • 白レベル
  • 黒レベル

の6つからなります。

露光量

露光量は、光の量を調整するためのもの

補正の方法は、以下の通りです。

  • +に調整:光の量が多くなり、明るくなる
  • -に調整:光の量が少なくなり、暗くなる

画像で比較すると、このようになります。

コントラスト

コントラストは、明るさのギャップを調整するためのもの

補正の方法は、以下の通りです。

  • +に調整:明るさのギャップが大きくなり、メリハリがつく
  • -に調整:明るさのギャップが小さくなり、メリハリがなくなる

画像で比較すると、このようになります。

ハイライト

ハイライトは、明るい部分のみを調整するためのもの

補正の方法は、以下の通りです。

  • +に調整:明るい部分がさらに明るくなる
  • -に調整:明るい部分が暗くなる

画像で比較すると、このようになります。

シャドウ

シャドウは、暗い部分のみを調整するためのもの

補正の方法は、以下の通りです。

  • +に調整:暗い部分が明るくなる
  • -に調整:暗い部分がさらに暗くなる

画像で比較すると、このようになります。

白レベル

白レベルは、白色部分のみを調整するためのもの

補正の方法は、以下の通りです。

  • +に調整:白色部分が明るくなる
  • -に調整:白色部分が暗くなる

画像で比較すると、このようになります。

黒レベル

黒レベルは、黒色部分のみを調整するためのもの

補正の方法は、以下の通りです。

  • +に調整:黒色部分が明るくなる
  • -に調整:黒色部分が暗くなる

画像で比較すると、このようになります。

彩度

彩度は、素材シーンの元の色を調整することで色補正するもの

補正の方法は、以下の通りです。

  • +に調整:元の色味より鮮やかになる
  • -に調整:元の色味よりぼける

画像で比較すると、このようになります。

まとめ

今回は、Premiere Proで色を補正する方法を解説しました。

色補正を使いこなうだけで、ボツになりそうな動画を生かすことができるかもしれません!

Lumetriカラーを使えば、初心者でも簡単にできるので、ぜひ活用してみてください。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。