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音量の調整方法!Premiere ProのBGM調整と目安を解説

今回は、Premiere ProのBGMの音量を調整する方法をご紹介します。

動画内のBGMには、

・全体の雰囲気を決める
・適切な音量でないと視聴者に不快感を与える
・調整しないと離脱率を高める

といった役割や可能性を持っています。

視聴者が長時間見たい動画をお届けするには、BGMの音量調整は必要不可欠です。

今回ご紹介するPremiere Proの音量調整の方法を使って心地良いBGMに調整しましょう。

【この記事は、約5分で読めます】

Premiere ProでBGMの音量調整する方法

Premiere ProでBGMの音量を調整する方法は、

  1. オーディオトラックミキサーパネル
  2. エフェクトコントロールパネル
  3. タイムラインパネル
  4. オーディオゲイン

の4つがあります。

特徴を理解した上で、場面に応じて使いわけるのがオススメです。

以下で、1つずつ解説していきます。

音量調整①オーディオトラックミキサーパネル

オーディオトラックミキサーパネルで音量調整する方法です。

ワークスペースにパネルが出ていない場合は、メニューバーの「ウィンドウ」→「オーディオトラックミキサー」で表示しましょう。

音量は、以下の2つで調整することができます。

  • ミキサーの左側にあるつまみを上下させる
  • 数値を指定する

下の画像のように、一番右側のミキサーが全体の音量、それ以外はタイムラインパネル上の各トラックの音量を表しています。

トラックごとに音量調整をしたい場合は、オーディオトラックミキサーを使うと便利ですよ。

音量調整②エフェクトコントロールパネル

エフェクトコントロールパネルを使って音量調整する方法です。

ワークスペースにパネルが出ていない場合は、メニューバーの「ウィンドウ」→「エフェクトコントロール」で表示しましょう。

エフェクトコントロールパネルでは、

  1. クリップ全体の音量調整
  2. クリップ内で部分的に音量調整

の2つの調整をおこなうことができます。

①クリップ全体の音量調整

クリップごとに音量を調整したいときに使える方法です。

調整方法は、

  1. 時計マークをクリック
  2. 数値を指定

の2ステップでおこなうことができます。

指定したクリップのみBGMを小さく(大きく)したいときに便利な方法です。

②クリップ内で部分的に音量調整

特定の部分だけ音量を調整したいときに使える方法です。

音量調整は、以下の3ステップでおこなうことができます。

今回は、音量を「下げて→上げる」場合で解説しています。

Step①:開始点でキーフレーム

音量を下げ始める点(開始点に再生ヘッドを移動させ、数値を指定します。

Step②:音量最下点でキーフレーム

音量が最も下がる点(最下点に再生ヘッドを移動させ、数値を指定します。

Step③:最終点でキーフレーム

音量が上がり終わる点(最終点に再生ヘッドを移動させ、数値を指定します。

キーフレームの詳しい使い方について詳しく知りたい方は、こちらの記事を参考にしてみてください。

音量調整③タイムラインパネル

タイムラインパネルの「ラバーバンド」を使って音量調整する方法です。

ラバーバンドとは、ボリュームのレベルを表す線のこと。

下の画像のように、マイクマーク右側のスペースでダブルクリックすると表示させることができます。

タイムラインパネルでは、

  1. クリップ全体の音量調整
  2. クリップ内で部分的に音量調整

の2つの調整をおこなうことができます。

①クリップ全体の音量調整

クリップごとに音量を調整したいときに使える方法です。

調整方法は、

  1. ラバーバンドをつかんで移動
  2. 指定したい音量の数値でラバーバンドをはなす

の2ステップでおこなうことができます。

指定したクリップのみBGMを小さく(大きく)したいときに便利な方法です。

②クリップ内で部分的に音量調整

特定の部分だけ音量を調整したいときに使える方法です。

音量調整は、「ペンツール」を使って以下の3ステップでおこなうことができます。

今回は、音量を「下げて→上げる」場合で解説しています。

Step①:開始点でキーフレーム

音量を下げ始める点(開始点でラバーバンドをペンツールを使ってつかみ、数値を指定します。

Step②:音量最下点でキーフレーム

音量が最も下がる点(最下点でラバーバンドをペンツールを使ってつかみ、数値を指定します。

Step③:最終点でキーフレーム

音量が上がり終わる点(最終点でラバーバンドをペンツールを使ってつかみ、数値を指定します。

音量調整④オーディオゲイン

タイムラインパネル上で「オーディオゲイン」を使って音量調整する方法です。

BGMクリップ上で「右クリック」→「オーディオゲイン」をクリックしてウィンドウを開きます。

ゲインの調整」で数値を指定します。

オーディオゲインは、調整した後もう一度ウィンドウを開いても数値は0dBです。

ですが、クリップ上でfxバッジが黄色に変わっていれば音量調整がされています

間違って、2度調整してしまわないように気をつけましょう。

目標となる音量とは!?

BGMは、-15dB〜-35dBくらいを目安に調整するのがオススメです。

BGMは素材によって元々のボリュームが異なりますが、私の経験では、

  • BGMがメインになるとき:-5dB~-15dBらい
  • トークがメインになるとき:-15dB~-35dBくらい

のように調整すると、ちょうど良い音量になると思います。

上記の音量を目安にしながら、BGMごとに調整をおこないましょう。

また、オーディオメータが

のように赤色に振り切っている場合は、音量が大きすぎます。

オーディオパネルでゲージの振れ具合も確認しながら調整しましょう。

まとめ

今回は、Premiere ProでBGMの音量調整をする方法を解説してきました。

BGMは、動画全体の雰囲気を作り出す重要な役割があります。

カットやテロップ入力と合わせて、BGMも必ず調整しましょう!

最後までお読みいただき、ありがとうございました。