Adobe PR

音量調整と目安を解説!Premiere ProのBGM調整を完全網羅

記事内に商品プロモーションを含む場合があります

カットやテロップにはこだわったけど、BGMはそのままにして編集を終えていませんか?

BGMを調整しないと、

・動画の雰囲気を崩す
・視聴者に不快感を与える
・離脱率を高める

といった不安要素を残したままの動画ができあがってしまいます。

この記事では、適切な音量調整ができるように『Premiere Proの音量調整を完全マスターする方法』を解説します。

そんな解説する私の自己紹介は、こちら!

ぜひ、参考にしてみてください。

【この記事は、約5分で読めます】

【結論】Premiere Proで音量調整する方法

【初心者向け】マスターすべき音量調整の手順

まずはとにかく万能なエフェクトコントロールを使った音量調整の手順を解説します。

ワークスペースにエフェクトコントロールパネルが出ていない場合は、

メニューバーの「ウィンドウ」→「エフェクトコントロール」

で、パネルを表示させましょう。

エフェクトコントロールで調整する

エフェクトコントロールを使った音量調整の方法は、以下の通りです。

音量を調整したいクリップを選択し、エフェクトコントロールパネルを開きます。

ボリューム「レベル」で時計マークをクリックし、数値を指定します。

上記の方法で、選択したクリップを指定した音量に調整することができます!

【詳しく知りたい人向け】Premiere Proの音量調整法6つを解説

続いて、Premiere Proの音量調整について、詳しく知りたい方向けに6つの方法を解説します。

適材適所で使い分けると、編集の効率がUPして時短になりますよ!

方法①:エフェクトコントロールで部分的に調整する

1つ目は、先ほど解説したエフェクトコントロールでクリップ内を部分的に調整する方法です。

実例でお届けするために、今回は音量を「下げて→上げる」場合で解説します。

まずは、音量を調整したいクリップを選択し、エフェクトコントロールを開きます。

次に、音量を下げ始める点に再生ヘッドを移動し、数値を指定します。

続いて、音量が最も下がる点に再生ヘッドを移動し、数値を指定します。

最後に、音量が上がり終わる点に再生ヘッドを移動し、数値を指定します。

以上で、部分的に音量を調整することができます。

こんなときに使って!

クリップ内の音量に変化を付ける調整方法なので、

1つのクリップで完結する、部分的な音量調整

に使うのがオススメ。

指定した音量調整がクリップ内に留まるので、複数のクリップを超えて調整したい場合には不向きです。

方法②:トラック全体を調整する

2つ目は、オーディオトラックミキサーでトラック毎に調整する方法です。

ワークスペースにパネルが出ていない場合は、

メニューバーの「ウィンドウ」→「オーディオトラックミキサー」

で、表示させることができます。

オーディオトラックミキサーパネルでは、一番右側のミキサーが全体の音量、それ以外はタイムラインパネル上の各トラックの音量を表しています。

音量は「ミキサー左にあるつまみを上下に移動」または「数値を指定」のどちらかで調整が可能です。

こんなときに使って!

トラック毎に音量を調整方法なので、

  • トラック別で音量を調整したいとき
  • 動画全体の音量を調整したいとき

に使うのがオススメ。

特に、全体的に音量を小さくしたいときには便利な方法なので、活用しましょう!

方法③:タイムラインで調整する

3つ目は、タイムラインでラバーバンドを使って調整する方法です。

ラバーバンドとは、

オーディオのボリュームのレベルを表す線のこと

ラバーバンドを表示させるには、マイクマーク右側のスペースでダブルクリックをしましょう。

音量は、ラバーバンドを上下に移動させることで調整が可能です。

こんなときに使って!

タイムラインで音量を調整方法なので、

  • すぐに音量を調整したいとき
  • 数値での指定が必要ないとき

に使うのがオススメ。

調整した内容は、指定したクリップ内のみに反映されるので注意しましょう!

方法④:タイムラインで部分的に調整する

4つ目は、ラバーバンドでクリップ内を部分的に調整する方法です。

音量の調整には、「ペンツール」を使います。

こちらも実例でお届けするために、音量を「下げて→上げる」場合で解説します。

まずは、音量を調整したいクリップのラバーバンドを表示させます。

次に、音量を下げ始める点でラバーバンドをつかみ、数値を指定します。

続いて、音量が最も下がる点でラバーバンドをつかみ、数値を指定します。

最後に、音量が上がり終わる点でラバーバンドをつかみ、数値を指定します。

こんなときに使って!

クリップ内の音量に変化を付ける調整方法なので、

1つのクリップで完結する部分的な音量調整
かつ、数値での指定が必要ないとき

に使うのがオススメ。

数値できっちりと指定したい場合は、エフェクトコントロールを使うのがオススメですよ。

方法⑤:オーディオゲインで調整する

タイムライン上では、「オーディオゲイン」を使っても音量の調整ができます。

音量を調整したいクリップ上で右クリック→「オーディオゲイン」をクリックします。

「ゲインの調整」項目で数値を指定することで、音量が調整できます。

オーディオゲインを使うときの注意点

オーディオゲインで音量を調整した場合、

調整後でも数値は0dBの表示になる

ので注意が必要です。

しかし、クリップ上でfxバッジが黄色に変わっていれば音量調整がされています。

誤って二度調整してしまわないようにしましょう!

方法⑥:素材自体を調整する

プロジェクトパネルでも、「オーディオゲイン」を使って音量の調整ができます。

この方法は素材自体の音量を調整するので、一度音量を調整してしまえばタイムラインに挿入後に調整する必要がありません!

面倒くさがりさんにはもってこいです(笑)

プロジェクトパネル内にあるオーディオ素材上で右クリック→「オーディオゲイン」をクリックします。

「ゲインの調整」の数値を指定することで、音量が調整できます。

目安となる音量とは!?

結論、BGMは-15dB〜-35dBの間を目安に調整するのがGood!

上記のように、目安の範囲が広い理由は、素材によってデフォルトのボリュームが異なるから。

私の経験としては、

  • 音声:-5dB〜0dB
  • BGM(音声あり):-35dB〜-15dB
  • BGM(音声なし):-15dB〜-5dB
  • 効果音:-15dB〜-5dB

くらいがちょうど良いと思います。

「ちょうど良い数値がわからないよ」って場合は、オーディオメーターを活用するのもオススメ

オーディオメーターが赤色に振り切っている場合は、音量が大きすぎます。

調整の程度がわかりにくい場合は、こちらも活用してみましょう!

まとめ

今回は、適切な音量調整ができるように『Premiere Proの音量調整を完全マスターする方法』を解説しました。

BGMは、目立たない存在ですが動画全体の雰囲気を作る重要な役割があります。

カットやテロップ入力と合わせて、必ず調整するようにしましょう!

最後までお読みいただき、ありがとうございました。